光市母子殺害事件裁判

心のうちは『殺せ吊るせ,ふざけた弁護士ともども!』と思っている。でも,人権・平等・法治を尊び,概ねそれらが尊重されている社会に住み,守って&守られている市民の1人だワシも。刑事事件の裁判では検事はより重い罰に相当する動機と手段を,弁護士はより罰が軽減されるように切迫された事情とか過失を,せいぜいテクニックを使って論証主張すべきだし,裁判官は理性でそれにジャッジを下すべきである。一応,この裁判でも正しく機能していると思う。
しかし,ふと思ったのだが弁護士21人ってなんだ。自費で雇った弁護士なら問題ないのだが,被告の生い立ちは不遇だそうだ。弁護士の相談料の相場を鑑みるにそれは出ないだろ。支援団体のカンパというパターンもあるが,社会に与えた恐怖,インパクト,誰がそんなカンパに乗るかっ。国選弁護人もいくらなんでも枠があるだろう,青天井の増員可なんてルールはどう考えても成立しない,不公平極まりないから。無償のボランティアは町の掃除か子供スポーツのコーチくらいにしといてください。資本主義社会は責任と報酬のトレードで守り築かれるのだ。
カネの出所と,その目的,ゲンダイか文春あたりにしつこく突付いて欲しい。