長男自立路線への計画

反抗期中盤に差し掛かり,長男の家庭での態度発言がヒドい。妻が按ずるには幼児期に「甘えを許容された経験がない」ことに原因があるのではないか,と。まぁそうかもしれないが,もうそこを悔いても遅いのだ。既に大人への階段には数段足が掛かってしまっている。未踏の地を見つけて自給自足で独り生きていく道なんてアリエナイわけで。自分で社会にくい込んで自分の能力で誰かの役に立つことをして生きていかなきゃならんワケで。くい込んだフリをして外側からウワマエをハネる連中とかの仲間入りして欲しくないワケで,ただその立場の違いは知識と解釈のプロセスで微妙だったりするモノでもあるけども。

生きる底力

とにかく,自分で家族ではない外側の誰かに自分を認めさせることが必要。で,まーなんか『パワー』と『テクニック』に要素は切り分けられるかなぁ,と思った次第。

  • パワー

意志とかメンタルなものはもちろん,後付けでも底力の積み重ねみたいなものがあるのかなぁ,と。ワシ世代だと学歴も有効,資格とかもそうだな。だけどそれだけでは社会に食い込むキッカケにもならない,そんなもん。医者と法曹はキッカケも工面してくれる良い資格。

  • テクニック

ヒトに対して表現する技術。なんぼパワーがあっても自宅で空回りしていちゃいけません。いくら正しくて役に立つことでも,相手の要求に合った入り口から入らないと聞いてももらえません。

  • バランス

別にバランスが取れている必要は無いように思う。ただ偏りのあるヒトは中庸なヒトよりかなり大きな合算値が必要になるように思う。

で,長男

まぁ意志もしっかりしていると思う,頭のよさもそこそこある,パワーは得ていくだろう,どんどん。テクニックが俄然幼稚である。自分勝手なことは特に責めないが,自分勝手なら自分の欲求を速く通すために一旦折れるとか,そろそろテクを身につけた自分勝手になっていてよい。

で長男とワシ

そろそろ「サッカー辞めさせる」が「オレオレ詐欺」みたいなブラフ安売りになってきたので,そろそろ実質的な行動を。チームの担当コーチに直接電話「家での態度がダメなので今日の練習には参加させません」と。しかして長男,道具を準備して練習へ出かけた。

練習場所まで行ってコーチに家での出来事を説明,謝罪,練習参加
どこかで一日,個人練習
家で考えあぐねたご機嫌伺いに皿洗い

子には不可は出せない,それを直感的に理解していると思われる長男の立ち振る舞い,腹が立つ。もしかしたら,もうこのへんは家庭でなく外側からのチカラで成長するテーマなのかもしれない,例えばイジメみたいな疎外感とその解消とか,恋愛みたいな共感の欲求とか。