それじゃダメだろう,ウルフルズ

なんとなく夏季休暇は高校野球を見ながら過ごした。いちいち「ナントカ王子」を命名しながら。主にABC朝日放送で見ていたのだが,合間合間で掛かるイメージソングがダメだ。ウルフルズの「両方for you」という曲らしい。なんとも必死な高校生野球選手(一部の怪物くん以外)のプレイの合間に掛かる府抜けたヤッツケ・ソングってコントラストがよりダメさを強調している。夏だからチューブのニセモノみたいなラテン系のリズムなのか。でもチューブより気温が5℃くらい低くてひんやり涼しいぞ。
出世作である『ガッツだぜ』にあったインパクト,『バンザイ』ではベタなラブソングをザ・バンドを思い出してしまうサウンドに乗っけた。同世代の大阪アマチュアシーンではひたすら10代のガキのウケこそ全てスタンスのシャ乱Qがいて,子供ばんどの幻影を引きずる春日丘カルピスがいて,そんな中でロックンロールのお手本を踏襲したバンドサウンドに日本語のクッサイ歌詞を乗っけたスタイルを保っていたのがウルフルズだったと思うのだが。なんだか,がっかりである。