経団連ってなに?

移民受け入れを推進するらしい。街中ではコンビニ飲食店その他フツーに出入りするお店とかにもアジア系南米系の外国人が結構いる。雇用側は「そりゃ日本語が簡単に通じるアルバイトを雇いたいけど,求人しても応募がない」んだと。一方でワーキングプアとか手前親方とかありえない収入層もいるし,失職者も少なくない。こりゃどーゆーことよ?。
まず社会保障(年金とか健康保険)とか扶養とか賃金から持ち出す生活維持のベースになるコストが違う。単身で海外から来てそれらの負担が少なくとも日本で得られる収入にはかからない労働者とは基礎が違うのですよ,たぶん。そりゃ時給800円の求人に応じられるハズがない。10時間年300日働いて年収240万円,税と年金と健康保険でまっとうなら年30万円〜50万円くらいになるんじゃないの,これ。住居光熱費に80万円,日々の食費2000円/日で70万円,日雇い派遣ならケータイ必需で10万円,まぁ一日千円くらいのお小遣いは残るな,って一生一人使いっきりならな。とてもトヨタの新車は買えない。一方同じ収入でも最初の30〜50万円を貯蓄に回せる渡日就労スタイルは国に帰ってトヨタの新車を買います。
正規で雇用すると会社と折半になるコストもある。で,会社はそれを選ぶはずもなく労働力は派遣会社から買う,派遣会社の取り分ももったいなくなると個別に声かけて一人親方,なにも約束しないよ。
でも,トヨタの新車は買うべき,って誰が買うか。ていうか買えるものか。

[追記]
実在する誰でも誰の代理でもない「企業」の利益,そんなゴーストに貢ぎ上げるための機能を経団連が率先して誘導している。国益っていうとオオゲサだけど,産業地盤を維持成長させるビジョンが全然ないように見えまして。