サムライジャパン本田圭祐選手オランダで語る

「おれ、弱かったですよ。全部パス出してたじゃないですか」
「もっと(相手にとって)怖い選手になれるとおれは思っている」

サッカー|欧州リーグ|スポーツナビ

北京五輪ペナルティエリアまで持ち込んだ揚句に内田⇔本田でボールを渡し合う場面があった。テレビに向かって「辞めろ,帰れ」とつぶやいてしまった。二人とも近代トレーニングメソッドでいままでの日本人プレイヤーにはなかった上手さを身に付けている選手だ。岡田監督だって釜本さんだって,もちろん川淵チェアマンだって身に付けていない上手さである。ここまでみんなで繋いで運んできたボール,自分のシュート(責任)でフイにしてしまう恐怖ですねわかります,でも競技は得点して勝たなきゃ負け。その責任から逃げたらゲームに勝ったとしても選手としては負け。我が家のボーズどもがジュニアのローカル杯で見せた姿,立候補PKで他の誰かが手を上げるのを待っている。勝った負けたとか上手だったとか失敗したとかそんなことじゃない,とにかく腹が立って叱責した,「勝敗の責任から逃げるなら競技に参加するな」と。伝わったらしくて次は立候補してましたけど,応援父兄の狭間に立ったこっちも微妙な居心地を存分に楽しみましたけど,ええ。
是非,怖い選手になってウチの子どもに「日本人の体格と身体能力だって知恵と技術そして勇気でアフリカンとでも対等に戦える」ことを示していただきたい。サッカーって世界中でもっとも競技人口が多いスポーツだ。それは「どこの誰とでも平等に闘える競技だから」だと信じている。