追い詰められる基盤産業

今日の仕事はネジ工場の調査だった。マンション、住宅の開発が盛り上がっている。昭和の頃に社会の成長を支えたこんな工場の隣まで来て、法を盾に環境負荷の改善を迫る。コストを背負うのは勿論、「昔からある工場」の方。
新しい製造技術を導入し、能率を工夫し、品質を追求しつつ、コストを下げる。競争力を保ち、雇用の質量を維持するためそれを繰り返し、研ぎ澄ましてきたのは、何のタメか。決してワシのタメではないのだが、ワシの仕事はそこで生まれる。