早稲田松竹2本立て「淵に立つ」「怒り」

■淵に立つ

浅野忠信の息子がいい子、けど淵を見せない。起こり得ないトラブルに内心「自分のシデカシのオトシマエ」納得を得てそれぞれ生きてく皮肉。エンドロールの照明テクニシャンにシンゴジラにも居た泉谷しげる氏。

■怒り

「演技力甲子園」みたいな感じ。ブルーリボンピエール瀧なのに21世紀枠みたいな感じになってる。連続空き巣とか回収されてない伏線も気になる。どっちにも見える

モンタージュ画像を生成した美術スタッフはなんか受賞できたのかな。

 

どっちも「真犯人」の必然性がなんだかそっちのけで、あれ?考えオチみたいな。

Fake

専門学校の卒業制作みたいな曲だった。

「真実」が映っているワケではない。だからフェイクか。あと取材に来た外国人記者がキワドいことばっか訊く、「あの記者もフェイクでしょ?」って監督トークショーで訊けばよかったなって思い出し後悔。

 

http://bylines.news.yahoo.co.jp/iidaichishi/20160615-00058863/

早稲田松竹二本立て

■I'm not there

恋人と腕組んだレコードジャケットの街並みと衣装でじゃれつきながら歩く場面と、ファブ4と戯れてる場面、あとリッチーヘイブンの演奏。ケイト・ブランシェットのパートが鼻持ちならない若造面。音楽がだいたいカバーされた知らないボブディランの曲だった。フォレストガンプ感。

■キャロル

こっちもケイト・ブランシェット、あとルーニー・マーラ。で、レズビアンロードムービー。車とか衣装がスタイリッシュ。

ルーニー・マーラウィノナ・ライダーとかペネロペ・クルスとか「ヘップバーン型」って伝承してるな。ケイト・ブランシェットニコール・キッドマンとかと並んで「グレースケリー型」かも、などと。