問題解決能力

中高生の頃は大人が用意した答がある問題に取り組むことが「勉強」だった。大学を卒業するためには答えがまだない問題への取り組み方、それそのものを身に付ける「勉強」が必要があったように思う。その間には受験勉強があったのだなぁ、と。

みつを、じゃない。

七人の侍

語りぐさな名画らしくハリウッドも大きな影響を受けていると語られることも多く、知ったツモリになってたけど初めて観た。長い。仲間集め、準備、恋愛、成長、仕事の意義とか、それぞれの人の背景とか、人間ドラマがたっぷり描かれる前半。ちょっと危なっかしいくらいの馬アクションの後半、面白かった。頭を擦るカットがリフレイン、白い嵐の鐘とかポッポ屋の「軌道ヨシ後部ヨシ」とか、好みです。

長女、就活内定だとのこと

ポジティブな報せの度に「この子はラッキーだなぁ」てなことを思っちゃうのだけれど。いやいや。男子2名の「宣言」して頑張ってちょっと届かない結果、って積み重ねを眺めるに。おや、長女はあんまり宣言してませんよ、準備とか調べ物とか質問してきたりとか、なかなか努力に掛けてる時間と密度的なモノは思い起こせばなかなかだったかもしれない。

みんなそれぞれ頑張れ。

オッサンから君たちへ

新社会人、新大学生、大人の入り口の四月。ドタバタと歓迎される時期を経て迎える先輩側がもう飽きだした頃、いろいろ洗礼が訪れる。

■英会話ほか各種教材

まぁデート商法です。馴れ馴れしい異性がどこで番号仕入れたか電話を掛けてくる、調子合わせて馴れ馴れしく褒めたり興味示したりされ説明会がいついつどこで。さて行かなかったらエライ剣幕で電話がかかってきた、あの馴れ馴れしさと会話の弾ませ具合はなんだったんだろうか、歩合なのだな。

■映画会会員権

買うか

■誰だったっけ?って先輩

マルチ商法、カルト宗教、政治思想団体、いろいろハマっちゃってキマっちゃったヒトが表れる。まるで「誰?」じゃなくそこそこ仲良くしてもらったヒトが洗われて表れるケースもありややこしいけどコマンドは「にげる」一択であろう。

シルクスクリーン

無料のイベント美術展だという、なぜかリボンみたいのを胸に付けさせられる。とにかく着てるものだの持ち物だの褒められてシルクスクリーンアートのプリント数とかディティールとか将来的な価値とかローンとか説明してくれる。

■アクセサリー

お客様ー、お客様ーと声がする身に覚えはないが振り返ってみると宝飾品店のカウンターに女性、アンケートに答えてほしいという。着てるもの持ってるもの雰囲気とか褒められる。デザインはどっちが好みみたいなのをアンケートっぽく繰り返して選びぬかれたお気に入りの指輪を彼女もしくは彼女にしたい女性へのプレゼントとして薦められる今ならアンケートに答えたお礼に特別割引だと、もちローンも効くぞ。買わなきゃ損だ、もちろん買ったら損だ。

名画座二本立て

トム・ハンクスが船長で海賊に拉致されるやつ

スリリングで見入ったけれど肝心なとこが「特に優れた連中」にいちいち支配されてて、ご都合ね、などと。

終戦のエンペラー

戦前日本がエンペラーを軸にした不文の統治体制だったという西欧世界から眺めたミステリーなのかもしれないけれども。