いやいや嫌いじゃないけどもだ,佐野元春論

デビュー何周年とかなのですかね,あちらこちらから名前が聴こえてきます。いわんや名曲サムディ,いわんや都会的な景色をクールに描写しつつロックのビートに乗せたメロディ,はぁ?と。
誰かが死ぬ度,誰かが復活とか興行打つ度,なんか誰かが細工した嫌な臭いの漂う大リスペクト祭り,そんなに好きだったか?佐野,俺は嫌いだったぞ尾崎ほどじゃないけど。中学でサムディ聴いて夢中になってた子が居た。なんかテープとか貸してくるけど聴かずに返した,だって高中とかYMOとかラジオショートショートとか聴かなきゃイケナイので忙しくて。「手遅れと言われても真夜中に恋を抱きしめた頃」なんてその後も結局のところ来なかったから多分俺の判断はジャスティスだったはず。高校でも居たけど,ベストヒットUSAで♪ボーンインザUSA などと歌って日の目を見たブルーススプリンブスティーンを遡ってハングリーハーツを聴いたときエライ傷ついた様子だったのを憶えている。真夜中の扉に足を掛けて無理な姿勢でこの街の暴走族のアメリカンホーンとかのノイズに乾杯するくらいなら,パーマネントバンドで演奏とボーカルハーモニーも随分上手なのに砕けたコミカルなスターダスト☆レビューの方がよっぽど好きでしたけど何か。
いやしかし,テレビで講義室に学生オーディエンスとシンガーソングライター呼びつけて問答する番組,面白いです。速いよね応答と言葉が,しっかり架空アーバン感のフィルター掛けた上手い言葉だしてくるしポエットリーディングもえらいビート感あるし,きっと脳がそっちに最適化されてるんだな。ただ,呼びつけた人が話し終わらない内に先食いで話し始めたりもするし,内容も受けて載せ過ぎて噛み合いどころが解らなくなったりもしてるように見えることがありますが。

いやまぁ今日なにを記憶しておきたいか,というと。


山口冨士夫さんがもっと生きていたいらしい,ということ。