キツネとタヌキの化かし哀

音楽ビジネスの権利関係って結構複雑である。作曲作詞にはリリースか死後の50年間だったっけ,放棄も譲渡も出来ない権利が発生するらしい。ただ,それを演奏して興行収入を得たり,出版して売上を得たりってことはまた独立した権限になるそうな。
有名どころでは,ビートルズの楽曲の版権関係,マイケルジャクソンに権利があるので,ポールマッカートニーは興行(コンサート)でシーラブズユーを歌う度にマイケルと契約が必要らしい。しかし,自分は著作印税を受取る権利者なのでなるべく歌った方がいいだろう。ギャランティの他に自分が使う楽器のリース料とか旅費宿泊に関わる費用とかは興行主に請求するといい。いや,ポールさんにはそんなアドバイスするまでもないのだが。
まぁ,英語とか楽典の勉強の成果の怪しげな「作品」を,さも価値があるようなポーズ付けて売り抜けてきた,「マーケティング」とか言っちゃったらなんかビジネスっぽい色がつくけど。トランスとかテクノパレードとかレイブとかドラムンベースとかジャングルとかクラブハウスレゲエとか,どっかのブームを借りてきてチャーンチャーンチャーンチャッチャッにした貧相なCDをリリースして,「文化」とか「事業」とかってなにそれ。それを今更「詐欺」ってなにそれ。
C+Cでも貼っておこうかとおもったけど,音楽的に許容できないのでインコグニート,結構今でもカッコいい。