茶番テレビ

思春期挟んだ子供がいるせいだろうか,我が家の茶の間は学校舞台のドラマ関係ばっかり映っている。今期の「ごくせん」はもうダメだった,ティーンのハートすらキャッチできずに打ち切り。なんかね,『不良なんだけど心はキレイ,むしろお勉強のできるガリ勉っ子の病んだ心』って図式にウンザリ感あります。『学校は勉強だけ教えるとこですか!』って問題提起には,「そうです」と答えざるを得ない。人格の成長は社会全体がその責を負うのである。先生方はお勉強の面倒を見るのが職務です,でも先生も社会のオトナの一員なので人格の成長の責を負う一員でもある。職責のお勉強の指導の他に直接子供たちが触れ合う社会のオトナとしてお手本になってください。一緒に青春ごっこ楽しむのはどうかと思う,年齢が違うんだよ。
あと,モンスター○○とか,苦情対応も仕事だちゃんとやれ。異常な要求とか踏み倒しは恐喝とか債務不履行とか然るべき法の元然るべき場所に訴えなさい,ワイドショーではなく。
いやまぁしかし,マナー関係といえばテレビで取り沙汰される落書きとか方面ではなく日常として。人混みでの歩きタバコ,歩道爆走自転車,交通を塞ぐ路上駐車,なんだか「それ危険だろ」てコンセンサス(社会の共通認識)をハミ出ちゃう迷惑行為の目につくことが多くなった気はしますな。あと歩行者自転車を合図なしに追い越す車,歩行者の居る信号のない横断歩道を止まらない自動車,は道交法ではたぶん違反なんだけどコンセンサス上ではグレーゾーン,これも腹が立つ。
いや,テレビに話を戻す。フジテレビの27時間に,27年前のバラエティ製作マンの魂を感じてしまった。しかし,若いタレントがシキリに「憧れ」とか「伝説」とかヨイショしてたのが気にくわない。常に大衆エンターテイメントは流動的,次を生み出せるのは踏襲しつつ迎合しない才能なんじゃなかろか。