教育関係の話題

ネット越しに流れてきた「初等教育のソノ方針、オカシーんじゃねーの」な話題。眺める角度を変えるとそんなにおかしくもない気がするので憶え書き。

文章題の掛け算表記順

たとえば「りんごを5個入れたザルが6個あったらりんごは幾つ?」という問題に式を立てる。
○5×6=30
×6×5=30
なのだという、まぁ「どっちでも正解だ」と言う大人の意見もわかるのだけれども。教育ってたくさんのまだ知らない人達に知を伝えることなので「標準化」がきっと必要。「五個が六つで30個」という「規格」で教えているのであって「六つの五個があって30個」というややテクニカルな文意での理解と「5と6でとにかく30」とハヤトチリな人を区別して後者にはちゃんとした指導が必要であろう。

氏名の混ぜ書き

氏名を書くときは習った漢字だけ漢字で書くというルール。確かに見た目なんだかカッコ悪い納まり悪い折角いろいろ思慮して考えた名だ親ならば意図した文字で書かれてこそなにとぞ。しかしまぁここも「標準化」、同級の児童に教わり終わった文字を反復して示すこと、まだ習っていないハズの漢字の知を押し付けないこと、そんな意図があるんじゃなかろか、と。一文字ずつ覚えながら人格とともに名が育つ、それもいいじゃないか。まぁいつまでも教わらない文字とか、九=イチジクみたいな頓知読みが一時期孤立を味わうかもしれないけど。