ホントの洪水

新聞テレビ週刊誌いわゆるマスメディアは吸い上がってきた配信取材海外報道なんかを選んで捨てて、流す。全部の1次ソースは限られた観測点からみた真実、編集者は誠実なら多面から眺めた結果をまとめて真実を構築しなおして流すはず。センスと能力はまぁ失敗もしながら叩き上げて構築した「キャップ」が責任持ってくれるハズ、ってのが昭和ドラマ眺めた報道の姿。なんだけど実態どうなんでしょうね。真実に責任のあるはずのキャップはたぶん売上げが成績で評価されてて真実ちょっと二の次なセンセーショナル原理主義になってんじゃねーのってそれも平成報道伝説、真実はその中間を揺れているのだろうけども。
最近コロっとカツがれたのが「水平線が丸く見えるのって錯覚らしい」てガセ。最初へーって納得したけど、でも?って疑念を2年くらい抱えてて。「なに言ってんだよ弧に見えてあたりまえじゃん」派の人がささっと起こしたらしいこんなスケッチを見て、あハマッちゃってたなぁ、と。

便利な今、ウソ仲間も見つかりやすくて限られた角度に投影された形が真の姿であるがごとく思い込んじゃえるし補強する証拠もどんどん検索される。「アポロ月面着陸はウソ」説がちょいちょい見えるのとかもきっとそれ。ホントを見据える資質は「教養」それを身に付けるのは教育、って何巡目やねん。