私は死刑制度に反対である。そこに至ったよりどころは『ヒトはヒトを殺さない』ってシンプルな理想というか原理。人権派法律家が語りガチな「非人道的刑罰だから反対」ではない、「冤罪を主張する機会の損失」を案じているワケでもない、残忍な犯罪者の「更正、社会復帰」なんてことはありえないと思っている。ただ、求刑する検察官も確定する裁判官も実施GOだす法務大臣も実行する刑務官も『ヒト』であり、固よりヒトを殺さないのだよ。「殺してはイケナイ」でも「殺せない」でもなく「殺さない」と表現するのはヒトが社会を作る生き物であるための原則だから。
遺族の感情
「目には目を、歯には歯を」が「同じことをやり返せ」て意味で使われることが多いけど、社会の歴史の中でハンムラビ法典の意義は「過度の報復行為を禁止した法律」ってとこ。