結局自分で決めることを親とかの所為にするんじゃないやい

南アフリカからブラジルにも戻っていたのだという,だいぶシリアスな病状なのであろう。地球半周,その距離の長さったら途方も無く感じられるだろう。いやしかし,親は自分より先に死ぬのが自然で親が死んだ後は自分が矢面にたって暫くを生き続けていかなきゃならんのだぜ。サッカー選手にはなったことがないのでワカラナイけど,貴方の父さんは移民の家族で根付き,育と,子を育み,育てた子はブラジル国技なサッカープレイヤーになり,父さんの親の祖国日本でプレイすることを選び,帰化の手続き踏んで代表選手に選ばれ,ワールドカップを勝ち抜く強さを支えた貴方の成長。
「目を細める」とかそんなレベルじゃないハッチャケ大活躍ですよ,オウンゴールなんてやらかしちゃ心臓飛び出るくらいの。貴方のガンバリと決断の転がりでお父さんの人生も素晴らしいものになった,きっと。お父さんの写真,「もっと行け」て言ってるふうに見えますよ,と。

正直なところ、自分の中で一番大切なものは家族だと思い続けてきました。父が苦しんでいる状態を見ると、本当にサッカーをやめようとも思いました。けれど、もう一度父と話し、「もう一回頑張ってこい!」と言ってくれたので。僕もプロとしてやらなければならない事がありますし、自分の人生の中で良い事ばかりだった訳ではありません。非常に良いW杯を経験した後に、非常に落ち込むような事になり・・・やはり自分らしい生き方だな、神様がいろいろな試練を与えてくれているんだな、と思った日々でした。本当に、自分が思い切ってサッカーを出来ないようであれば、僕は止めるつもりでいますし、中途半端な気持ちではサッカーに対して失礼だと思っていますから。これからもしっかりと出来るかどうか、思い切ってやれるかどうか、仲間やサポーター、スタッフ、サッカーを愛するみなさんに失礼の無いようなプレーが出来るかどうか確かめた上で、やっていきたいと思います。