表現活動と情報インフラと収益モデル

たとえば夏目漱石の才能。多くの名作は新聞連載によって完成したらしい。日々の反応は編集者を経て,新聞社に伝えられた読者の反応,手売りの部数の上下,をデータとして作家の下に届けられたりご機嫌によっては包み隠されたりコントロールされたはず。もちろん作家の才能あって出来たものだけど予期する反応のイメージをコントロールしたからこそ底力が引き出された結果のような気もする。
完成まで全てを隠匿した村上春樹1Q84の初版大部数,ダダ漏れ制作劇モロともリアルタイムミニブログにダイレクト反応求めた結果ボロクソ叩かれスタートなテレビドラマ。なんか文芸ごとの成り立ち型の革命を感じた本日でした。