芸事で立って行くということ

入社2年目の若い奴がタブラー奏者になるのだといって退職する。「そうやって夢だとか世迷いごとで人生台無しにした連中を何人も見てきた」とかフッと思ってしまった自分(プロフィール写真でギター下げてる)がなんとも滑稽である。
「音楽で食って行く」道に進路を採った連中が知り合いに結構な人数居て。インターネットが便利になったしタマにヤキが回って名前検索とかしてみるのですよ。クマさんはテレビの歌番組で当て振りシゴトしてるとこ何度か見たけど今は有名歌手が理事長勤める特殊ぽい高校のなんと校長先生でドラム科講師,コイケくんはもっとテレビで見たしアレンジワークも多数なアニソンコンポーザー,シラカワさんはNPO法人格を得て商業施設とかのヒーリング系SEとか請け負ってるらしい。その他インディペンデントな有償ダウンロードサイトに登録してたりいろいろ痕跡見るけども成果どうなんでしょうね。
名前が知られて→招かれて→(演奏|作曲|編曲)して→ギャラ貰う,で成り立つのってそのシゴトしてる人のゴク一部だよきっと。大多数は人づてとかでシゴトの機会を探す→(説明|能力アピール)する→ギャラ値切られる→どうにか貰う,て繰り返しを暮らしているような気がする。
毎日ギターのことを考えてあちこち呼ばれて,楽しく好きな曲だけ演奏して,スタンドバイミーは絶対演奏せず,勝手に銀行口座にジャンジャン振込みがあって新しいギター買って,て繰り返しを妄想していた時期もあったけどアホだったなぁ,と思う。いやまぁソーユー天才の人も居るとは思いますが。