環境問題

漂着ゴミとか二酸化炭素とかがまぁ分かり易い「環境問題」としてよくマスメディアで取り扱われる。でもどうだかなぁ。確かにゴミは見苦しい&心苦しいけど種としてのヒト社会の排泄物に過ぎないような気もする,朽ち果てた木が流れたり自然死した海洋生物が打ち上げられたりするのと区別する必然性が語られてる報道は見た覚えがない。二酸化炭素もねぇ,「化石燃料の燃焼で温暖化ガスである二酸化炭素濃度が増した」から温暖化してるかっていうとそれはなんだかどうだか「平均気温の上昇で海水の飽和濃度が低下して二酸化炭素が放出された」ので大気中の二酸化炭素濃度は上昇してるでしょう,たぶん。人類の歴史のオーダーで平均気温の変化を観察してもしょーがない気がします。しかし排出権の経済トレードで国内の資源を搾取されっぱなしだった貧困国に富が分配される結果に結びつけば,それは成功だと思いますのであんまり大声で「嘘だ」とか叫ぶのもどうかと。
そんなことより,こっちだ。エイリアンによる在来種の絶滅危機。ヒト社会の経済活動の影響で種の移動と侵略が起こっている。まぁ結局ヒト社会の利益でしかモノを考えられないのですが,種の多様性維持ってのはヒトにとって結構重要な課題であって。医療方面とかバイオなエネルギ源とか生命(DNA)からしか享受できない未知の知恵が失われてしまうわけで。

エイリアン・スピーシーズが小笠原を壊す
本来、そこの自然には存在しない生物種(外来種=エイリアン・スピーシーズ)が入り込み、生態系を壊していく事例は世界中で枚挙にいとまがない。日本国内を見ただけでも、ブラックバス、アライグマ、マングースなど意図的・非意図的に持ち込まれ、その場所の生物を圧迫している事例をご存知だろう。