ティーンエイジャーへの幻想と現実とロック歌手の訃報

最近の曲を聴いていると歌詞があまりにも世の中に対して肯定的でびっくりする

そういや我が家の子供どもなんだけど,好んで聴くヒット曲たち。なんだか「あれ?」感を感じていた。フィードで入ってきたエントリと,今日の外出に高校生長女がセレクトしたCDの中の楽曲,オマケにイマワノさんの訃報。うむ,書き置いとかなきゃと。

何もいらないから 愛をください 君に届けられるような綺麗な愛を
何もいらないから ほんの少しだけでも 今はそばにいさせて Ah-

403 Forbidden

前後読むとね,フラチな行動と照れと言葉足らずな不器用恋愛で離れていってしまった彼女に呼びかけているらしい。「何もいらない」らしいが愛を求めているらしい,「君に届けられるような」てことだから自分自身の愛の実力が欲しいのかな。いやしかしそれは外に求めるものでないハズ,研ぎ澄ませ己の研鑽で。しかも「綺麗な」て品質要求までして。そんなだからダメなんだよ。昭和の演歌なら「今はそばに居て」命令懇願口調だ,「いさせて」てなんだよ「いさせて」て,誰の許しを乞うておるんだか。帰れ,やり直し。
もっとなんだ,夜をぶっ飛ばしたり盗んだバイクで走り出したり30歳になるまで生きていたくないとかそんな世迷いごとに血迷ってくれたまえ,ティーンエイジャーのみなさん。でも迷惑だから実行は踏みとどまってください。

私と彼の年表
1980 中学の同級生が聴いていた,楽器テク系に夢中だったので無視
1984 「愛し合ってるかーい」知りません
1986 夜中のテレビでR&Bを語っていた「バカバカしくてクダラナイけど好き」気になる
1987 「十年ゴム消し」出版,持ち歩く
1988 カバーズの元曲はとりあえず聴いておかないと
1990 パパの歌,ロックはもう卒業だと髪を切ったアイツに宛てた手紙なんだろう
1993 オレも卒業,サラリーマンのドラマ,まさにそこに生活始めました
2000 自転車にハマる,人生のテーマと自転車部品の比喩に夢中