レンタルDVD鑑賞「RED HARP BLUES」★☆☆☆☆

いやまぁ,なんだプリンスのパープルレインとかフットルースとかエミネムとかフラッシュダンスとかロッキーとか。もうこれしかないのかねって立志青春立身進行。ていうかアイデン&ティティだろて感じ。
天王寺新世界界隈の*1路上風景にミッキーカーチス連れてきたのは凄いかもしれない。ラストシーンの取って付けたような河川敷の掘っ立て小屋で「おっちゃんに言いたい文句」を演奏する素振りで本編終了。観た人のイマジネーション委ねっていうテクですか。十三ファンダンゴでいいじゃない感。三宮センター街でピッタリな演奏するハーピストが居ましたけど知りませんか。ブルームオブユースの歌は魂の伝承者として頗るしょぼかったですけどそれでいいですか,ウィーピングなのですか,ブルースハープは妹尾さんだけのモンではないですよ,ええ。とひとしきりケチ。
まぁきっと本来のブルーズは夜をみんなでハッピーに過ごすための宴会芸。ブルー(憂うつ)に黒人社会の差別の闇とかを繋げるから幻想が発達したし,確かにエライ演奏のレコードも残っているけど。エリッククラプトンもブルーズを演奏することについて,白人であること英国出身であることのコンプレックスとその昇華について語ったことがある。大阪なら同じくらいの真剣さで「浪花節」に取り組むべきである,と思うこともアル。
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*1:『界隈』て語感が一番フィットするエリア