データの読み方・伝え方

「国際数学・理科教育動向調査」なんて調査があるらしい。小中学生対象に数学理科の共通問題をテストして,日頃の習慣とか勉強が好き/嫌いアンケートとか採ったのだろうか。先進諸国がこぞって(48カ国37万人)参加するなか我々日本は3〜5位だって。
読売はアンケートの意欲の低さに着目,時事通信は順位を坦々とレポート,中央日報は韓国の順位なぜか数学が2位なのに4位の理科が見出し,産経は問題のセクションに立ち入り文章題とか応用力の弱点に言及,東京新聞は学年ごとの順位変動に着目,まぁ他はリンクで。
http://news.google.com/nwshp?hl=ja&tab=wn&ncl=1258886933
その年代の子を持つ家庭としては,成績の分布がスゲー2極化しているのを感じる。定期試験の得点分布データを持って帰ってくるんだけど,正規分布じゃなくて2コブな分布になってるんだよね。上位のコブの子は学習塾とか通っている子たち,親というより本人にもちゃんと意欲があるんだろう。下位のコブはやや低めの山,平均点は2コブの谷でやや上のコブ寄りになる。そんな平均点データだけながめてあーだこーだ言って結局なんか記事内容がズレてしまう新聞さんたち。これもきっと2極化。