進路関係

理系とか文系とか分けるらしいけど,ちょっと良くワカラナイ。知の世界って真理の追究であって,要は哲学そのもの。つまり追求する態度そのものが知。
いやまぁ,人類を挙げた真理追究プロジェクト(自然科学)の成果,つまり現在まで得られた知見を整理統合して実用することが「理系」的で,普遍の追求そのものは「文系」の範疇なんですかね。人文科学って社会学とか言語学とか心理学とかだよなぁ。でも「文系」分類には経済とか法とか考古とかも含まれるし。中学高校で憶えるのは,オトナが用意した答えにたどり着く知識であて。その後ホントに価値のある勉強は,今まで答えを用意してくれてた大人と一緒に未踏の「知」にアプローチする方法論そのものつまり哲学なんじゃなかろうか,ていうか,であるべき。
現実的には「文系」の進学をすると多くは真理に迫る機会を削がれるようだ。じゃぁ理だろう。雇われ生活に役立つ価値は理=買い叩かれるけど基礎はキープ,文=ノルマ以下は切り捨てられるけど上も青天井。要するに文に進むならべつに勉強することなんてないんじゃなかろか,と思うわけで。医・法曹の価値はまたちょっとワカラナイのだけども。