ブラバン

姪の中学吹奏楽部のコンサートに行ってきた。実はワタシの卒業中学で吹奏楽部では後輩になる,25年の歳月があるが。まぁいろいろこっ恥ずかしい演出もあるんだけどもそこは中学生なりに微笑ましく観察するべし。
いやぁ,上手なもんだバンド。夏のコンクールは銀賞だったらしい。中高の吹奏楽ルールはエントリーを金銀銅にしか分けないので2位というワケではない。ローカル金の中から更に絞られて全国大会への道を進む。まーね,記憶にしかない自分の演奏ですが,こんなに抑揚はなかった。精一杯のフォルテで演奏押し通して「音楽に聞こえたか否か」で成績が付いていたような気がする。でも金賞(ローカル)は採ったんだぜ。
あと楽器が上等,バスクラリネットとかバリトンサックスとか,ファゴットとかオーボエとかソプラノクラリネットとか無かったって,スコア(楽譜)にそのパートがあると音域読み替えて他の楽器で賄ってたよ。ティンパニなんて数もペダルもないからマジックでペグの場所書いて演奏中に切り替えしてたさ。ロータリーのホルンなんか一台しかなくてエース以外はピストンバルブのオンボロだったしユーホとかチューバなんてメチャつや消しでいろいろボコボコ凹んでたもんだ。
別に「そうじゃなきゃ」とか憤ってるワケでもないし,オンボロだけど必死でいい音楽を演奏してたんだぞとか涙目で主張する必要も感じないし,実際演奏は音楽に聴こえる以上のクオリティだったし。ともかくなんか保護者会とか先生の余興とかオトナの必死さに出来ることでシレーっと応える子ども達って佇まいに見えてしまって,時代は変わるなぁ,と。