『非モテ』について

彼女がいる人に質問です。 彼女が欲しいです。 彼女が欲しいが、.. - 人力検索はてな

結構,自称「非モテ」の人たちの言論がオモシロかった。うっかり軽々しく「服装に気を付けたら」とか「髪を切れ」とか「ゲームばっかすんな」とか「努力が足らないんじゃねーの」とか声を掛けてしまったら,即エサである。「だからモテは」「上から目線」「これ以上なにを努力すりゃいいんだよ」とか悲痛にしかも論理的整合性を保った反駁の餌食である。別にそんなにモテるワケでもないのにいつの間にやら「モテ側代表」の神輿になって担がれてしまう理不尽さ。でもなんか神輿のヒトたちもオモシロくて,反論繰り返しちゃってどんどん高く「モテ側」になっちゃうんだよな,繰り返すが実際そんなモテるワケでもないのに。
「オレだけが,もっとモテたい」という志はたぶん青年期の心の成長において大きな原動力である。勉強したり,社会的な規範を憶えたり,流行とか世間の流れを観察したり,職に就いたり,政治経済とかオトナの見識に興味を持ったり,そんな競争に身を投じたりラジバンだりするんだ。いやまぁ,「異性にモテたい」よりちょっと幅が広くなって「社会にモテたい=自己・人格を認められたい」って自己実現的な欲求だと思うですけど。
でも,「オレの方がもっとモテない」って競争に身を投じてしまうのはいかがなものか,と。割と巨視的に資本主義のメカニズムは「オレだけがもっとモテたい」エンジンが駆動しているような気がするのだ。