兄弟4景

次男「いやぁ、負けた」

上手さでは分があった。チームのコンディションも特に悪くなかった。前半に次男の落ち着いたインサイドキックでのゴールで先制、両方の応援父兄が「え?」ていう事故っぽいゴールで追い付かれてムードがオカシクなったけど、後半で落ち着き直せた。セットプレイからお見事ヘッドで逆転されても,全然負けの気配は感じなかった。
縦パスも通るし,サイドに開いても進めるし,ミドルも打てる。でも何本撃ち込んでもダメ。頑張って強く撃ち込んでもダメなもんはダメ。あー,相手のキーパーが上手いしDFが厚いんだ,シュートコースが絞られている。時間がせまる,みんなが焦る,いろいろチグハグになる。次男も最近あんまりやらなかったドリブル切り込みオプションを試したけど単独じゃあ前には進めない。
ジュニア期最期のガチ大会。ここまで充実のゲームを築いていたなか意外な負け試合だったけど,よく頑張りました。残念なのは頑固に「正しさ」を指導してくれた若いコーチにもうちょっとだけ好成績のお返しが出来なかったこと。

長男「ユニ忘れた!」

チームのルールで基本は「試合出場は当然なし外周ラン」で1日終わるらしい。相当顔面コワバラせていたんだろう,反省を認められて30分1本分だけ練習試合出場。フィジカルの弱さ,テクの使えなさ,いろいろ行き詰まりを感じていることを話してくれた。身体はまだ成長するので置いとくか,基本のおさらいに時間を使うことと,自分の特徴を生かすようにアイデアと判断を工夫してみたらどうかね,とか言ってみる。

長女「受験生」

地域の進学システムの特殊性と,いろいろ活発で意欲的なワリに勉強してなかったことに今更気が付いた親。すぐ納得するのはイイけど,その後の練習が勉強なんだぜ。とか説教しながら英語のテストのやり直しに付き合う。不得意なこと,勉強が足りないこと,実に正直に認めながらそれでいて朗らか。こいつの「ハッピーに生きる才能」はワシも羨望だ(皮肉5%含む)。

末男「あれ?」

3歳児検診で知能系の応答にツマヅキがあったらしい。言われてみれば他の3歳児がシッカリしてみえるし,コダワリも極端なように感じてしまうじゃないか。本人も何か感じているらしく,色の名前を指差して言ったり,片付けをやってみたりしている。いいよ,とことんゆっくりで。